zyasumiの日記

今日から新しい日

人生なんて無意味だ

あることがあって
そのせいで、トラウマとなるような
昔の出来事を思い出し、心が凍ってしまった。


「氷点」という本と言葉を思い出したが

その後

生きることなんて何の意味があるんだろう
と、中2の夏のような心境になってしまった。

何かにすがりたくて

人生は無意味だ!…と、検索したら
「人生なんて無意味だ」と言う本が出てきた。


図書館内の検索をかけて探したら
児童書の外国の本の棚にあったのでに、早速借りに行った。
幻冬舎から出ている。


作者はヤンネ・テラーと言う、デンマークの人のようだ。
作者を検索すると、2001年度のデンマーク文化省児童文学賞を受賞とある。
他にも、教科書の副読本になっているとか。

(読み終わってから、こんな内容の本がこの国では教科書の副読本になるのか。
と、えらく驚いたが、他に読んだ人たちの感想やレビューを見ても
同じ思いの人は多かったようだ。)


さすがに児童書なので、短時間で読み終わったけれど
途中までは普通に子どもの本だった。

中盤から思いもよらない展開になって
ホラー映画でも見るような…悪い意味での胸の高鳴り。

ホラーだと、いつ殺人鬼が出てくるのかと思うので
ドキドキするけれど、それに近い感じがした。


私は還暦も超えているので、ほぼ世の中の事で
驚くことは無くなったけれど

この年になってもこんな恐怖を味わうとは…と
思ったのだった。

そういう意味では、人生はまだ意味があるのかも…
などと変な感想を持った。


正直、読み終わって
人生なんて無意味なのか、そうじゃないのか。
よくわからなかった。

一体何が言いたい…と言う感じだった。

だが、読み終わって時間が経つに連れ

ここからは個人的な感想なので、私だけが思ったのかもしれないが

たとえ、人生に意味がないと思っていても
それを声に出して人に言っては(発信しては)いけないのかもしれない。

みんなそれを心の奥底に沈めて一生懸命(必死で)に生きているから。

でも、それなら
人生の意味って何だろう。

いろいろ考えた揚げ句(のはて)には

言葉にするとベタだけれど

愛を知るために…
愛が何かを知るために
産まれてきて

そこに辿りつくまでの過程が人生なんじゃないか。

…と、思った。

この宇宙を作った人(でも物どっちでも) ー 神様でも、創造主でもいいけど
が持っている愛の定義と同じものを人間が持てたら

心も身体も一瞬で癒されるくらい凄いものだと思っている。

それをその状態を確かに感じたことはあるけれど
その状態を常に維持し続けるのは、人間には難しい事のように思える。